【FGO】復刻天竺イベント高難易度、クー・フーリン・オルタ以外レベル1での攻略手順について

 復刻天竺イベントの高難易度攻略についてお話しします。今回はオルタニキ以外レベル1で臨みましたが、結局運ゲーの壁を突破できず、クリアできませんでした。高難度攻略の手順、狙い等について動画では書ききれなかったので、いろいろとブログに綴りたいと思います。長くなると思うので、興味がある方だけ読んでください。また、動画を見ていないと話がまったく通じないと思うので、こちら(http://www.nicovideo.jp/watch/sm33131838)をご覧になってから読んでみてください。(なお、YouTube版は低評価だけが増えていったため現在(2018/5/20)非公開にしています。)

 

  1. PT選考について

 

 復刻天竺イベント高難易度の相手は哪吒1人でした。今回厄介だったのは2点。1点目はブレイク時のスキル、2点目は特定HP以下になったときのスキル(回避&必中と無敵&無敵貫通)です。オルタニキで戦う場合、1ブレイク目の「こちらが2回宝具をあてれば剥がしきれるデバフ」を剥がしきるためには、オルタニキは宝具連発ができるタイプの鯖ではないためレベル1で剥がす必要がありました。サブアカの現有戦力で考えると、これにはメディアとパラPが最適でした。礼装はNP50%チャージまでの礼装しか持っていませんが、パラPはそれでもスキル1だけでNPを溜めきれます。よって、流れとしては、

 

「4ターン目までに1回ブレイク→5ターン目にメディアとパラPで宝具」

 

が最適だと考えました。これだと5ターン目の哪吒の宝具でメディアとパラPが落ちてぴったりです。この2人を残しながら哪吒を1回ブレイクするには、オルタニキには高火力で宝具を撃てる礼装が必要だったため、礼装には凸相撲を使いました。

 さて、レベル1鯖たちの選考についてですが、先の2人は確定として、残り3人をどうするか。最初は孔明とアビーとマシュを考えていました。ハロウィン・アレンジメント(1Tタゲ集中&防御力60%アップ)を2枚持っているので、これを孔明とアビーに持たせ、マシュは自前のタゲ集中で落ちてもらう。これだとNPを10%×3 + 30%稼げるので、アビーのスキルの宝具威力アップ込みのオルタニキの宝具を撃てるし、自前でNPを80%までしか稼げないメディアへのNP付与もできるため、これがおそらく最善だと思いました。しかしながら、今回の哪吒はとても厄介で、タゲ集中鯖を2回目の攻撃で落とされたときに、そのまま攻撃が終了とならずに追撃をしてくる可能性がとても高かったのです。そして追撃をくらってしまった場合、その瞬間に撤退案件です。この2人を2人とも1回目 or 3回目の攻撃で落としてくれることはほぼなく、このPTだとそもそも3ターン目までいけないことが判明しました。そこで、アビーを外すことになりました。代わりに慈悲無き者(やられたときに味方にNP15%付与する)をつけたゲオルギウスを持ってくることにして、メディアのNPを95%まで稼げるようにして対処することにしました。これによって、礼装レベルとスキルレベル1の縛りを保ったままでの攻略が可能になりました。マシュをオルテナウスバージョンにしたのもこの辺りが決まった頃です。マシュをオルテナウスバージョンにすることで、ゲオル先生、孔明、マシュの3人で4ターンを稼げるようになりました。また、攻略を進めていくうちにメディアとマシュの礼装を風雲仙姫(やられたときに3T味方の防御力を20%アップする)にしなければならないことに気付き、最終的にはこのような編成になりました。

 

f:id:damepoyochan:20180520172000p:plain

 

 2. 1回目のブレイク~2回目のブレイクまで 

 

 1回目のブレイクから2回目のブレイク辺りについてお話しします。まず、対魔力についてです。これについては動画でも話していますが、哪吒は対魔力20%持ちでデバフをよく弾きます。4ターン目までにブレイクする壁を超えてたどり着いた5ターン目(実際はここに着くまでを最もやり直しています)、オルタニキの精霊の狂騒(第1スキル)のデバフで攻撃力ダウン20%とクリティカルダウン50%を付与し、パラPの宝具OC400で攻撃力ダウン25%を付与しますが、対魔力のせいでここは1つの詰みポイントです。これらのデバフがうまく決まれば次に進めます。なお、クリティカルダウンは外しても次に進めます。

 次に、厄介な確定スキルについてです。動画にも書いた通り、1ブレイク時はHP92412(推定)未満になると回避(1T)&必中(4T)スキルを、2ブレイク時にはHP250000(という噂ですが実際はわかりません。HP251928かもしれません。)とHP125964(推定)未満になると無敵(1T)&無敵貫通(3T)スキルを使ってきます。1ブレイク時のスキルに関しては、今回使ったオルタニキのスペックで、BBBEXで平均97000程度のダメージが出せるので、1クリティカルで110000程度までなら高確率で行ける範囲でした。この辺りの解説は動画に書いた通りですが、ABBEX→宝具AQEXでだいたい狙い通りのHPにできました。なお、クリティカルが1回入ってしまうとHP92412を下回ってしまうことが多く、クリティカルを引かないように祈りました。ABBEXは腐心の策で、うまくやれたかな、と思います。

 また、1ブレイク時のポイントとして、攻撃力ダウンと防御力アップがかかせません。風雲仙姫の防御力アップは、マシュのものが4-6ターン目に効き、メディアのものが5-7ターン目に効きます。また、パラPとオルタニキの攻撃力ダウンは5-7ターン目に効きます。5ターン目については、矢避けの回避2回分だけでは相手の攻撃は終わらないため1回攻撃を受けることになりますが、このときは85%の攻撃力ダウンになります。6ターン目についてはここに矢避けの14%が加わり、99%の攻撃力ダウンになります。7ターン目は宝具の防御力アップ30%がプラスされてマシュの防御力アップ20%が消えて、計109%の攻撃力ダウンになり、このターンは0ダメージになります。この辺りは狙い通りの動きで、本動画で最も見せたかった部分になります。また、この攻防30%アップがあるためにどのターンに宝具を撃つか決めておかなければなりません。そのずれが命取りになる可能性があるためです。なお、弱体解除スキルを最後以外のタイミングに使われれば撤退です。45%の攻撃力ダウンが消えたら当然厳しくなります。しかし、これはそれほど高頻度で使ってくるわけではありませんでした。

 さて、最後に大事なHPについてお話しします。哪吒の1回目のブレイク時のデバフによる最大HP減少は3000です。今回使用したオルタニキの最大HPは15277なので、ブレイク以降のHPは12277になります。また、やけどのダメージがあるため、弱体解除スキルを使う9ターン目までには3000ダメージをどうしても受けてしまい、哪吒の攻撃でダメージを受けないとしてもHPが9277となってしまいます。このことを念頭に置きながら、2回ブレイク後について見ていただけたらと思います。

 

  1. 2回ブレイク後 

 

 まず、2回ブレイクした時点でのギミックについてお話しします。これは、Qで1回攻撃すると1つ解除できる8つのデバフ(哪吒のバフ)です。今回の高難易度の擬似単騎攻略で真っ先に沖田さんが挙げられたのは、宝具がQでQが強い沖田さんはこれらのデバフを解除しやすいためです。セイバーで普通に攻略する場合、デバフの中に「セイバークラスに対する防御不利を打ち消す」があるため、Qでの攻撃でこれを剥がしてから殴るのが定跡のようになるかと思います。しかし、クー・フーリン・オルタではQを使うことがほとんどありません。最終的に私の攻略手順では相手が無敵のときにQを1回使うことになります。これによって「宝具攻撃からの防御力アップ」のみ剥がすことができます(なお、特に厄介な「自身にすべての攻撃に対する耐性を付与」はQで8回攻撃しないと剥がせないため、これを剥がすことは不可能です)。また、このデバフの中に、哪吒がBで攻撃したときにこちらの攻撃力ダウンのデバフを付与し、Qで攻撃したときにスターを5つ減少させ、Aで攻撃したときにNP獲得量ダウンのデバフを付与するものがあります。今回の攻略ではこれらのデバフやスター減少が非常に厄介で、そのため被弾する攻撃の種類で勝敗が決まると言っても過言ではありませんでした。

 次に、確定スキルについてですが、HP250000程度のときと、HP125964(2回ブレイクしたときの最大HP354914×0.354914)程度のときの無敵(1T)&無敵貫通(3T)のスキルが厄介です。他にはおそらくガッツもHP依存で使ってくるスキルですが、今回の攻略ではガッツを相手にしている時点で負けなので、これについてはHPがいくつ以下になったら使ってくるかを把握していません。今回の高難度、他の方のセイバーでの擬似単騎等の攻略を見ていると、この無敵スキルを使わせない or 使わせてもすぐに倒す等で対処しています。セイバーならそれほどダメージを受けないため無敵貫通を使われてもそこまで響くわけではなく、また、こちらの方が重要なのですが、セイバーであるため攻撃が2倍になり、礼装の自由度も高いため(凸死の芸術を装備できる)、「セイバークラスに対する防御不利を打ち消す」バフさえ解除できれば、HP250000程度から殴り倒せるためです。しかし、クー・フーリン・オルタで攻略する場合はそうはいきません。どう頑張っても倒すまでに時間がかかってしまうため、この3Tの無敵貫通への対処は必須になります。そして、矢避けの回避やマスタースキルの無敵で戦っていくタイプであるため、無敵貫通は死活問題です。これにどう対処するかと言えば、1回素で耐えるのと、ガッツ2回で対処する以外にありません。幸い、スキルレベル10のガッツはマスター礼装でCTを2減らせば「ガッツの最長持続ターンの5ターン目にガッツで耐える→ガッツスキルを再使用する」という道を辿れるため、ガッツで耐えるターンと次のターンの再使用で耐えきることは可能です。問題は素で1回耐えるところでした。これを可能にしたのが徹底的に受けるダメージを減らすためのマシュとメディアの風雲仙姫でした。もともと哪吒の攻撃でのダメージを0にした場合に9ターン目に残りHPが9277になるという話をしましたが、そこから攻撃で1000程度のダメージは受けるため、マシュとメディアに風雲仙姫を持たせた場合、HPは8277前後程度残せます。

 さて、この状態での生存ルートについて考えてみます。まず、今回の攻略では8ターン目に2回目のブレイクをします。そして9ターン目に宝具BBEXとすることでHP250000の壁を超えて、無敵&無敵貫通スキルを使わせます。ということは、この9ターン目の攻撃を素で受けて、10ターン目、11ターン目の攻撃をガッツで耐え、12ターン目に倒すという狙いになります。また、9ターン目には無敵&無敵貫通スキルを確定で使用するため、相手の攻撃は最大で2回ということになります。9ターン目には精霊の狂騒(第1スキル)と矢避けが戻ってくるように調整しているため、これらも使えます。矢避けは回避2回だけでなく3Tの防御力アップ14%があり、こちらを目的にして使います。矢避けの防御力14%アップだけ入ったときの相手の攻撃がBで6000前後、QやAで3000前後のダメージになるため、HP8277程度では、矢避けの防御力アップしかない状態では1度Bをくらってしまったら2回の攻撃を受けきれない状態になっています。もし精霊の狂騒が入った場合、Bを2回くらわない限りは生存できます。生存だけを考えた場合、精霊の狂騒と矢避けの加護だけで9ターン目を耐えきり、そのまま12ターン目までいけるということになります。よって、これらのスキルをともに使うことにしました。

 しかし、話はそんなに単純ではありません。9ターン目の宝具BBEXの後、12ターン目まで生存できる条件で最大ダメージを与えられるのは、10ターン目は相手が無敵なのでABQEXでNPと星を稼ぎ、11ターン目はBBBEXでダメージを与え、12ターン目に宝具BBEXで締める必要があります。そう、12ターン目に宝具を撃つ必要があるのです。このためのNP稼ぎが重要になってきます。そして、このNP稼ぎには被弾が重要になってきます。

 前提条件として、哪吒の攻撃のモーションと各攻撃のhit数についてお話しします。哪吒はBとAと宝具のhit数が3、Qのhit数が4となっています。クー・フーリン・オルタは攻撃1hitごとにNPを5%稼げるため、BとAと宝具を一度くらうとNP15%、QはNP20%稼げることになります。また、被弾をガッツで受けるとき、オーバーキルでNPは1.5倍稼げます。よって、10ターン目と11ターン目に攻撃を受けたとき、そのときのNPは1.5倍獲得できることになります。

 9ターン目の哪吒の攻撃が「無敵&無敵貫通スキル→攻撃→攻撃」であるとき、9ターン目にNPは最低で30%(15%×2)稼げ、10ターン目は15×1.5=22.5で22%稼げ、11ターン目も22%稼げるため、被弾のみでNPを74%稼げます。この間にクー・フーリン・オルタは攻撃で、BBBEXで3%、ABQEXで25%程度稼げるため、3+25+3=31%ほど自前で稼げます。これらを足すと、「30(9ターン目)+22(10ターン目)+22(11ターン目)+31(自分の攻撃)=105%」になるため、9ターン目に2回被弾できればその時点で12ターン目に宝具を使えることになります。しかし、実は9ターン目の哪吒の攻撃はこの通りにならないことが多いです。というのも、2回ブレイク後に関しては、弱体解除スキルを使ってくる可能性が高いためです。その場合、哪吒の攻撃は「無敵&無敵貫通スキル→弱体解除スキル→攻撃」になります。

 9ターン目の哪吒の攻撃が「無敵&無敵貫通スキル→弱体解除スキル→攻撃」のとき、先の条件に比べて9ターン目の攻撃1回分、すなわちNPが15%分稼げないことになります。すると、105-15=90%しかNPがたまらず、12ターン目に宝具が撃てなくなります。この場合宝具が撃てるのは、11ターン目にQを被弾できた場合となります。計算すると、「15(9ターン目)+22(10ターン目)+30(11ターン目)+31(自分の攻撃)=99%」で、繰り上げでぴったり100%になります(今回は都合上自分の攻撃で31%稼げるとしていますが、実は30%しか稼げないこともあります。その場合98%で地獄を見ます)。また、10ターン目のクー・フーリン・オルタの攻撃ABQEXのAかQのどちらかをクリティカルで入れられた場合はNPがこの条件に比べて8%程度増えるので、この場合は9ターン目か11ターン目のどちらかにQを被弾すれば条件を満たします。ただ、9ターン目にそれほど星が稼げるわけではないので、このABQEXでAかQでクリティカルができる確率は高くありません。

 さて、これだけで話が終わるなら条件としてはなんとかなる条件だと考えられますが、これだけでは終わりません。もう2つばかり条件があります。1つは9ターン目にAを食らってはいけないこと。NP獲得量ダウンを入れられた時点で12ターン目に宝具が撃てなくなります。もう1つはクリティカルを3~4回出すこと。これが存外厳しい。まず9ターン目の宝具BBEXのときにクリティカルを引きたいのですが、8ターン目の相手からの攻撃でQ攻撃を食らってしまうとスターが5個減少してしまって苦しくなります。クー・フーリン・オルタは宝具時に攻防30%アップバフがかかるため、宝具を撃つターンにクリティカルを出すことでダメージが伸びます。9ターン目にはマスタースキルイシスの雨で弱体解除できるため、このターンはスター減少なしでできるだけBとAを食らいたいわけです。そして9ターン目の宝具BBEXでクリティカルを出せると少し楽になります。10ターン目には哪吒は宝具を使ってきて、デバフをつけられないで済むので関係なく、11ターン目の被弾はできればAが良いです。この段階でNP獲得量ダウンをつけられても効果がなく、次ターンに宝具を撃てるためです。このターンに最もくらいたくないのはQです。12ターン目の宝具BBEXでのクリティカルが大事なので、ここでQをくらうとつらいわけです。

 

 以上、2ブレイク後の被弾等の条件についてまとめます。

 

・8ターン目・・・9ターン目に宝具BBEXで攻撃でき、イシスの雨も使えるため、BとAだけを被弾したい。Qを被弾するとスターが減少してクリティカルできる可能性が低くなり、攻略できる確率が下がる。

・9ターン目・・・

1) 2回攻撃してくるとき・・・Aを1回でも被弾 or Bを2回被弾するとアウト。BとQかQとQで被弾してくれれば良い(BとBだと倒されてしまう可能性あり)。その場合この時点で12ターン目の宝具は確定している。

2) 1回しか攻撃してこないとき・・・BかQで被弾できれば良いが、10ターン目のABQEXでのAかQのクリティカルがない限り、11ターン目にQを被弾する必要がある。但し、11ターン目にQを被弾してしまうと12ターン目の宝具BBEX時のクリティカルができる可能性がほぼなくなり、実質無理と考えられる。

 →以上から、2の場合は実質無理なので、1の場合のみと考えておくのが良い。但し、9ターン目に2回攻撃してくるのは体感で30%程度(試行回数は少ない)という感じだった。

・10ターン目・・・ガッツで受ける。条件なし。

・11ターン目・・・ガッツで受ける。Qを被弾すると厳しい。Bを被弾すると攻撃力ダウンが入るが、それまでにクリティカルが複数回入っていれば可能な範囲。Aを被弾するのが最良。

 

このような条件になります。この条件を超えて、クリティカルを3~4回出せれば攻略できます。そしてこの条件が最もクリアしやすい条件だという判断のもと、攻略に向かいました。しかし、結局届きませんでした。

 

  1. その他の攻略手順について

 

 ここまで紹介してきたのは最終的に行きついた解です。別の試みもあったので、ここで一部紹介します。

 まずは、9ターン目ではなく10ターン目にHP250000未満にする作戦。これは宝具が無敵&無敵貫通スキルを優先するため、10ターン目にHP250000未満にして宝具をガッツで受ければそのターンは「宝具→ガッツで落ちる」になるため、無敵&無敵貫通スキルを使わせないで済むのではないか、という考えのもとに行いました。しかし、結果的に10ターン目は確かに宝具だけで攻撃がやみましたが、11ターン目の最初に使われてしまい、意味がありませんでした。

 次に、矢避けのターンをずらす作戦です。これはなかなかおもしろい試みでした。本攻略では6ターン目に矢避けの加護を使い、9ターン目に再使用していますが、9ターン目の矢避け使用は完全に防御力アップ用に使っています。そこで、7ターン目に矢避けの加護を使うようにすればこの9ターン目の防御力アップの分を7ターン目の矢避けで補えるため、このタイミングで矢避けを使わずに済むというものです。今回の攻略手順では「5ターン目は85%の攻撃力ダウン、6ターン目は99%の攻撃力ダウン、7ターン目は109%の攻撃力ダウン」でHPを残して耐えきる方針ですが、6ターン目に宝具さえ使えれば、6ターン目は0ダメージで済み、7ターン目は矢避けで1回のみ79%の攻撃力ダウンの攻撃で受けきれます。これによって9ターン目に矢避けを使わないようにした場合に何ができるかと言うと、13ターン生存ルートに突入できる可能性が出てきます。つまり、12ターン目に精霊の狂騒と矢避けを使えばある程度の確率で「弱体解除スキル→攻撃→攻撃」になって、攻撃でのダメージを受けずに12ターン目を耐えきれるということです。ではなぜこの手順に踏み込まなかったかと言えば、理由は2つあります。1つ目は6ターン目宝具がそもそも非常に難しいためです。早めに1回目のブレイクをして、その後5ターン目までにアーツチェインができないと、まず話が始まりません。これは結構厳しい条件です。また、この場合9ターン目に精霊の狂騒を使わないために20%の攻撃力ダウンがなく、HPの条件が厳しくなり、9ターン目の被弾でBを食らった時点で倒されて終わってしまうため、厳しい条件を超えた上でさらにもう1度厳しい条件を超える必要がありました。また、Aを食らったときにNPを溜めきれるかもよくわかりません。そう考えると、Qを2回くらわないと確実な突破はできないことになりますし、さらに、この場合精霊の狂騒のクリティカルダウンも入っていないためにQ2回をどちらもクリティカルなしで食らう必要もあり、確率はどんどん下がります。また、HP125964の壁を下手に超えると2回目の無敵&無敵貫通スキルを使われてしまい、これは文字通り試合終了になってしまうため、ここのHP調整ができる手順を選ぶ必要もありました。そのためには試行回数を重ねなければならなかったため、この状態に何度か持ち込む必要がありました。これらのことから、実質的に時間内に成功させるのは無理という判断に至りました。時間がもっとあればこの手順に踏み込んでいたかもしれませんが、最終的に私が選んだ手順と比べてどちらの方が可能性が高いかというところの判断で、この手順は没になりました。狙いとしてはこの手順が最もスマートなのですが、それがうまくいくかと言えば難しいという判断になりました。

 

  1. 最後に

 

 復刻天竺イベントの高難易度は動画投稿を開始して以来、初めてレベル1パでクリアできなかったイベントとなったため、ある意味思い出深いものとなりました。いろいろと考えて最善手順を選びに行ったつもりですが、力及ばず・・・という形になってしまいました。しかし、ここまでの手順に至るまでを考えるのは非常に楽しかったです。動画ではここまでの解説ができず、見てもよくわからないという方がいらっしゃったと思うため、このような形で解説させていただきました。今回使用させていただいたクー・フーリン・オルタが高ステータスだったためここまで行けたと思っています。ありがとうございました。セイバーでの攻略を考えればここまで厳しい戦いにはならなかったはずですが、これまで共に戦いを乗り越えてきたフレのクー・フーリン・オルタで勝ちたかったです。あと一歩でした。

 ここまで到達できた方がいるのかはわかりませんが、もしいたとしたらこんな駄文を長々と読んでいただきありがとうございました。わからない点等ございましたらお気軽にコメント等で質問してください。